層間ふさぎの試験方法

 

 平成20年5月9日付国土交通省住宅局建築指導課課長発「カーテンウォールの構造方法について(技術的助言)」において、基本的な層間ふさぎの仕様が示されています。当該技術的助言は層間ふさぎの仕様を限定することを目的としたものではなく、層間ふさぎとして所定の性能を満足する場合は他の仕様についても施工が可能と考えられますが、これまで層間ふさぎの性能を確認する試験方法が示されておらず、限定的に運用されてきました。

 このため本協会では、層間ふさぎにおいて必要な性能を確認するための試験方法として、2021年10月に水平加熱炉を用いた試験方法を整備・公開しました。その後より多くの試験機関において試験を行うことができるよう検討を進め、壁炉を用いた試験方法を追加・整備することができました。

 ここにあらためて壁炉並びに水平加熱炉を用いた試験方法として、本試験方法の目次、適用範囲及び本試験方法に記載された試験を遂行できる装置を有している機関等を下記に示します。

 

2025年2月


 

  層間ふさぎの試験方法の目次

   0.適用範囲 

 1.総 則 

 2.試験方法A(壁炉による方法)

  2-1.試験体(層間ふさぎ)

  2-2.試験装置

  2-3.試験条件

  2-4.測 定

 3.試験方法B(水平炉による方法)

  3-1.試験体(層間ふさぎ)

  3-2.試験装置

  3-3.試験条件

  3-4.測 定

 4.判 定

 5.報告(試験成績書)

  

 

層間ふさぎの試験方法解説

 0.用語の定義

 1.試験方法審議中に確認された事項

 参考資料


 

 

 層間ふさぎの試験方法の適用範囲

 

 本試験方法は小規模試験体(層間ふさぎ)を対象とし、層間ふさぎの遮熱・遮炎性能を確認することを目的とする。原則として試験において性能を確認できた範囲を適用範囲とする。本試験方法では通常の床に求められる非損傷性能については対象外とし、層間ふさぎに床としての性能を付与させる場合には載荷加熱試験により非損傷性能についても確認する必要がある。外壁と床、層間ふさぎの構造に関して、個別性が高く一般化が困難となる例外的な仕様については、本試験方法の適用範囲外とする。

 

 

  層間ふさぎの試験方法に記載された試験を遂行できる装置を有している機関(順不同) 

 

・(一財)建材試験センター       https://www.jtccm.or.jp/
・(一財)ベターリビング     https://www.cbl.or.jp/
・(一財)日本建築総合試験所 https://www.gbrc.or.jp/
(学)東京理科大学  https://gcoe.tus-fire.com
・(公財)日本住宅・木材技術センター https://www.howtec.or.jp/
・(地独)北海道立総合研究機構

https://www.hro.or.jp/

・ハウスプラス住宅保証(株) https://www.houseplus.co.jp/
      

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 問合せ先


一般社団法人建築性能基準推進協会 事務局 層間ふさぎ試験方法担当
 

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